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やまま日記5月

1日「特になにもなし」

と書けることが、それなりに楽しい。

バイトが休みで、雨。一歩も外に出ないでも生きていける、ありがたさ。雨ならではの、どんより気分。いろいろ考えさせられる、ありがたくなさ。

昨日買った、カップ焼きそば二倍盛りを食べる。全然、楽しくない。減らないやきそば。風が吹いてきた。トイレから部屋に戻ると、やきそばの香り。窓を開けたくても、雨と風が吹いている。しばらく、付き合うしかない。

ブログの記事を書こうにも、やる気なし。やらなくても生きていける。こうして日記を書くのが、今日のいっぱいいっぱい。

特に、なにもなし。全然、あり。

PS

父親の形見の靴を捨てた。履きつぶすまで捨てないつもりだった。靴底はツルツルだし、土で汚れまくっている。内側もところどころ破れている。靴の先が少し破れている。

それでも、捨てづらい……。

形見といっても、捨てるのがもったいないから貰っただけ。定年後「ジムで健康管理」と奮発して買ったけど、一回履いただけで挫折? したほぼ新品。

とりあえず「親指が靴の先をつき破るまで履くか」と粘ったけど、それってマンガだよね。

靴をゴミ袋に入れて捨てる。思ったほど抵抗がない。充分、履いた。ゴミ収集車の音。父親の靴の冥福をお祈りします。

2日「にんじん」

有機栽培のにんじんを買いにスーパーに行く。「ワケあり」と書かれて山盛りになっている。ワケがありすぎて、ワケが分からない。

大きさの不揃いから始まって、形が自由すぎる。虫食いのあともふんだんにあって、大根ほどの大きさのにんじんは、先がパックリ割れている。ワケしかない。

味に問題はない、はず。買ってすぐに、虫食いのにんじんはぬか漬けに突っ込む。こういう商品をスーパーが取り扱うようになったか。

考えてみると、有機といいながら、小ギレイな商品しかないのは不自然か。栽培方法だけの問題じゃない、規格外の商品を扱うことも有機に負けない精神だよね。

久しぶりに図書館に行く。借りる本がない。スーパーで買ったにんじんの方が、閉館の音楽が流れているのに微動だにしない人たちの方が、不思議。

夜風に当たったからか、帰り道の背中に哀愁が漂う。水道工事でアスファルトの道が、ボコボコになっている。巨大なもぐらが作ったうねの道。

PS

スーパーの浄水器の水を、大事そうに抱える外国の青年とすれ違う。水道工事は彼には関係ないようだ。都会の夜の不思議な偶然。面白くもあり、わびしくもある。

3日「ノーマネー・デー」

をした。といっても、前日に食料を買い込めばいいだけの話。防災グッズレベルの買い込み、とまで言わないけど、インチキなのは確か。

それが食べるペースを間違えて、朝めしと朝おやつで、買い込んだ分がなくなる。デカいケーキまで買ったのに。かしわ餅はどうした? お菓子は? 食パンは? 菓子パンは?

昼飯はどうする? 食べるものがないぞ。ひや麦がある。なんか、面白くない。完全な負けじゃん。よし、耐えよう。

とはいえ、なにも食べないのも体に悪いよね。どうする?「これぐらいいいか」と、リンゴジャムを一口だけスプーンにすくって食べる。おいしい。情けないが、おいしい……。

日記をいじって時間をつぶす。ハッキリ言って、体調がいい。だいたいこの時間は食べすぎて、具合が悪い。そうだよね。覚えておこう。今は、3時に作る煮豆のことだけ考えよう。

3時。煮豆を作る。つまみ食いとかスゴかったんじゃないの? 甘い甘い。気が付いたら大根を切ったそばから、口にパクパク放り込んでいた。次はにんじん。って、例のにんじんか。

個性的すぎて、どこに刃物を入れていいか分からない。口に放り込むのも、こわい。食材を鍋にぶち込む。あとはつまみ食いの誘惑との闘い。豆から出てきた灰汁を無心ですくう。

結果、普段よりつまみ食いの量が少なかった。信じられなーい。断食ならぬ、断金。結果、プチ断食のおまけが付いたぞ。そして今、

日記を書くテンションが、昨日と全然違う。別人か。「信じられなーい」なんて言葉、どう転んでも出てこないし、書かない。面白いとは別だけど、悪くないんじゃなーい? とか書いちゃった。

シンプルってええやん。いやいや、リバウンドがこわい。すでに「明日、なにを買ってやろうか」と手ぐすねを引いてる。

MEMO

「PV1」って仮説だけどお客さんじゃない? 偶然で来る確率は、ほぼゼロ。たぶん、レンタルサーバーか、無料サイトの誰かが「新メンバーのブログってどんな感じ」って見に来たんだろ思う。

明日へ

チョコレートは守りました。どうぞっ

4日「噂をすれば

影」ではなく、マイバックだった。バイト先のレジ袋のデザインを真似た、かなり特殊なマイバック。半年前ぐらい前に見たかな。違うお客さんで。

「あの人、最近来ないね」と常連のお客さんの話をすると、「来るから止めて」とパートさんが怒っている姿を、何週間か前に見かけた。苦手なお客さんらしい。ただ、この場合、かなりの確実で「あ、来た。噂するからっ」になる。

だいたい二週間に一度ぐらいのペースで来る常連のお客さんだったら、「あの人、来ないね」って話をするのは、さらに一週間前後。お客さんの行動パーターンはそんなに変わらないから、けっこうな確率で噂をした通りに来る。

「来ないね」と気づくタイミングが遅いほど、確率が上がる計算か。それでも、不思議といえば、不思議。

でも今回はマイバック。しかも、前回と違う人。前回と同じ人だったら来る確率もなくはない。それでも半年前だよ。家族かな。若いお姉ちゃんだったよ。今回は、ボクぐらいのおじさん。

そもそも、マイバックの話をしたのは偶然で、噂ですらない。ポイントがどうのこうの話していて、そういえばポイントでマイバック貰えるねって。これって噂じゃなくて、ただの情報だよね。そしたら、次か次ぐらいのお客さんが、そのマイバックを広げて商品を入れ出す。そん時は「ああ」ぐらいだったけど、結構スゴくない? 興奮して、読みやすくするための改行を忘れちまいました。

MEMO

食べすぎて、お腹を壊した。案の定太郎。安定の不摂生か。なんだかなあ。っていうか、なんだかなあ。

でもこれで、お腹の中がキレイになったな。ってことは、空になったってことか。さっそくドーナツを食べよう。

PS

マイバック。「半年前ぐらい前に、お姉ちゃんが持って来てたな」って、しみじみ思い出したからかなあ。それって噂? 前回と違うマイバックだし。家族かなあ。分からん、なあ。

若者が50円引きのエナジードリンクのクーポンをもらって一言、

「アツ」。

5日「ワンオペでいいです」

と、若店長がおっしゃったので帰った。

ワンオペ、つまり店のあれこれを一人でオペレーション、対応するってこと。出来ないことはないんですけどね。

こっちは残るつもりで、しかもフォローだけで事務所で座ってていいです、なんて言う話だったから、久しぶりに電子書籍に充電して、仕事中に事務所で食べるカップラーメンの品定めして、準備万端だったのに。

それはさておき、元々、パートさんに残って欲しいって話だった。どうみても疲れてるから、二時間残業は無理でしょって、変わることにした。「申し訳ない」とパートさん。真面目な人だからね。

それで収まる話なのに、若い店長が「大丈夫っす」って。それ聞いて一瞬、拍子抜けしたけど、時間の方が大事だからね。「あっ、そうですか」とすぐに切り替えた。カップラーメンは買って食べればいいじゃん。

問題は、真面目なパートさんが、後ろ髪を引かれまくって帰れないってこと。「一人じゃ、なにがあるか分からないでしょ」。

店長は、ボクとパートさんに負担をかけたくないという気持ちがある。それは分かる。とはいえ、パートさんの気持ちを考えて、甘えてもよかったのかな。

さらに言うと、そもそも夕方のシフトの子が遅れるから、パートさんが残る話だった。遅れてくる子も、まさか店長で3つのレジを分身の術を使ってしのいでるなんて思わない。

遅れてくる子だって、やつれ果てた店長の姿を見て、後ろめたさを覚えるよな。その子も用事があってシフトに入るのは厳しいけど、人がいないからって、駆けつけてくる感じ。

店長もこんな生活は続けられないでしょ。でも、若いから、甘えるのは難しいよね。ボクだったらどうするかな。「借りを作りたくない」なんて、せこい意地張ってワンオペしそうだな。

いろんな思いやりが空回りして、わだかまりだけが残ったかな。ボクが粘って、事務所に籠城すればよかったかもしれない。9時か。遅れた子が7時に来て、ツーオペのはず。問題は、つぎ、同じことがあったときだろうな。

MEMO

駄菓子のラーメンを、大人用にデカくしたカップラーメンを食べる。ごま以外、具がない。ごまって具か? ひたすら麺を上げ下げする。砂漠のごときスープ。そりゃ、あきちまうぜ。

PS

そのラーメンを買ったとき、ほぼ同じ商品の180円引きのクーポンが付いてきた。カップの形が、たて型かどんぶり型かの違い。唐辛子ソースが付いてるらしいぞ。どうするかなあ。

6日「お金、ない」

と隣でパートさんがぼやく。

まず「月1万で120万だよね」とつぶやく。「何の計算だろ?」と思って聞き返す。計算の話なら、頭の体操になるから割と好きだ。難しくなければね。すぐ答えが出るのがいい。

月1万だと10年で120万だよね。はい、そうです。月1×12か月で1年12万×10年で120万です。なんて得意げに答える。答えというより、確認作業?

「何の話だろ」が、ホントに大事なことだと思うが。そこは聞けない。なにに、月1万を掛けているんだろう? そして、最後に冒頭のセリフをか細い声で言う。

話はそれで終わり。何ごともなかったように仕事をするパートさん。こんなセリフをこぼす人じゃないから、気にはなる。お菓子が好きで、よくお菓子をくれる。

たぶん、どっちでもいいことに、月1万増えることに悩んでいる。「10年払い続けて。いくら?」と考えるのはかなり、大事。はじき出した金額を見て、少し冷静になれるからだ。かなりの金額になるからね。

前も書いたけど、冷静になろうたって、冷静になれない。10年の計算もほとんど、焼け石に水だろうな、ぐらいが、少し冷静かなって話。ボクもこのブログのレンタルサーバー代を10年計算した。ま、この金額なら大丈夫だろう。結果、3日で辞めようと思ったもん。

悩みどころの整理かな。1200円前後の時給で「1万稼ぐ」って、まる一日、それ以上働くってことだから、そこだと思う。「はたらく気がしない」とつぶやいてたな、パートさん。はたして丸一日、働くほどの価値が、そのサービスにあるか。その見極めだろうな。

と、つぎの日にこの日記を書いている。昨日は違うことを書こうと思ったけど、カップ焼きそばに負けた。こうして、一日経つと、全然違うことが、その日のハイライトかと驚く。

パッと見の出来事より、こういう気づきの方が価値がある。そのための日記ということか。気づきが、ほぼ全て。その見極めが足りないということ。

MEMO

PV1はPV0の仮説の続き。これって半端ない修行だな。いや、リアル終活か。

PS

例のラーメンは「焼きそば」だと判明。180円引きの戦略にまんまと乗っちまう。ソースが「粉」という、

7日「ソースが『粉』という、」

で、前日の日記が終わっている。なにがあった?

なにもない。物忘れならぬ、書忘れか。その日のうちにネタにして書けば覚えていたけど、今日は翌日の8日。「ソースの『粉』という、」を書いたのは7日。カップ焼きそばを食べたのは6日。ほぼ、覚えてないよ。

たぶん、どうでもいい「なにか」があった。日記の書き直しを思い出した、あたりか。なにを書き直したかは覚えていない。でも、それをネタにしようとしたこと、さらに、それを忘れたことをネタにする根性は、一か月前にはない。いいことなのか?

店長にシフトを減らす話をしようとしたが、出来なかった。いざ、言おうとすると、何も知らないで、ニコニコ世間話をする若店長が可哀そうになる。減らしたシフトの穴埋めはたぶん、この人だから。タバコの量が増え続けている若店長。胃も痛いらしい。

情が移ったか。シフトなんかどっちでもいい、思えてくる。お亡くなりになること以外、どっちでもいいことしかないんだけどね。それだって、ね。ただ、辞めるのはほぼ、決まっている。

夕方のシフトのメンバーが来なくて、店長に電話を掛ける。店長が来るまで残業です。眠そうに現れる店長。「店長の名札取ろうとかな」と笑って話しているが、本音だろうな。

このまま続けるの難しいだろう。人手不足、雇った人の質、売り手市場。辞めるにしても次に繋がる、繋げなくてもいいけど、面接する人に「辞めた理由」を話しても、引かない程度の辞め方はした方がいいかな。ボクもそれっぽい理由は考えよう。

PS

ソースが「粉」。かき混ぜるのが大変。水切りを間違えたらあきらめましょ、ということを4月に書いた。ま、合格でしょう。具は「ごま」だけど。「『ごま』って具か?」は、いいね。

8日「バカと書いてある本」

を図書館で2冊借りました。

いつもは「どんなバカがいるのだろう」と、自分はバカではないという前提で借りていました。けれど、今回は「ボクはどれだけバカなのかな」という、少しワクワクした気持ちでした。

一つ目の本は、最新の科学という言葉を使って、バカを説明していました。最新の科学っていつのことだろうと思いました。本を書いて出版するまでに最新の科学は、最新ではないのではないのにと思いました。最近の科学でいいと思いました。

二つ目の本は、「書いてあることが難しい」と、書いてある本人が書いていました。そんなに難しいと思いませんでした。難しいと思ったところは読み飛ばしているからだと思います。これからは、難しいと思ったところは、難しいと思いながら読みたいと思いました。

床屋に行った。おしゃべりな理容師さんで苦手だったけど、コロナから無口になった。それはそれで、寂しいというより、水から打ち上げられた半魚人みたいで、大丈夫か? と心配になった。

それが今日、店に入ると、なじみのお客さんと楽しく談笑していた。水を得た魚というか、生き生きしていた。ボクが来たら、ほぼ無言。いいんですよ、続けて。

MEMO

読書感想文っぽく書いてみた。「思いました」のオンパレードだ。過去を振り返えさせるイベントか。

明日へ

雨なので、今日中に髪を切っときました。

PS

「昨日は思いましたが、今日は思いません。つうか、覚えてません」が正直な感想文。

9日「贅沢な悩み」

をしているなら、味わうこと。

田舎の求人情報を見る。普通にある。これで充分。仕事がないから都会、という時代じゃない。

やりたい仕事、という基準はいらない。生活できるかが問題でしょ。でもなあ。時給安くて困っちゃうな。年齢も引っかかっちゃうなあ。どうしよっかなあ。はい、ごちそうさま。

窓をいつもの数倍、開け閉めする。昼飯をカレー屋さんで食べたいが、雨が降ったり止んだりしている。靴を履いて傘をさして行くのは、本気すぎて、楽しくない。下駄履いて手ぶらで行くのが、楽しい。

雨が止んだ。ダルカレーとチーズナンでも食べるか。いただきまーす。

MEMO

覚えてない新発見は、二度おいしいね。

明日へ

草大福を残しときました。どうぞ。

PS

いろいろ、ごちそうさまでした。今日の日記だけは、いただけないが。

10日「洗濯の自由」

というタイトルを思いついたので、面白くなるか分からないが、書いてみる。

洗濯を干すのが好きらしい。かなりの確率で鼻歌を歌っている。洗濯干しは、洗濯機が脱水の速度を落としたときから、始まっている。ピーピーっという、洗濯機の終了音にせっつかれて慌てて洗濯機に向かうのは、すでに後手、相手のペース。

一分前から、洗濯機の前で待っている。その前に、物干し竿にハンガーの類をセット。さあ、いつでも来い。ピーピーという音。同時に、洗濯機のフタをロックしている安全装置が解除される音。おりゃっ、と洗濯機のフタを開ける。

洗濯物をカゴに入れるときも、干す順番を考えて、最後に干す洗濯物を最初に入れる。その時に空気を入れてやさしく、畳んで置く。準備完了。あとは、干すだけ。

ほぼ無心で干している。やることが分かっている。洗濯をする。選択の自由もなにもない。でも、鼻歌を歌っている。五月晴れだから、でもない。なぜだろう。

洗濯で感じる、気持ちのいい自由。自分のペースで生活をしている実感。それと、たぶん、エゴがないから。明日か明後日に着るだろう自分への、気持ちのいいプレゼント。

PS

洗濯干すだけのバイトがあればいいっすね。完全出来高、あきたら、帰る。

11日「高山病か」

いえいえ、バイト先は海抜18メートル。

とにかく、頭が痛くなる。なんだろ? 油ものを食べすぎて血圧が上がったからか、甘いものを食べすぎて血糖値が上がったからか、あるいは、久しぶりにコミュニケーションして前頭葉を使ったからか。

いろいろありすぎて、分からない。前の日に同じぐらい油ものを食べても、おいしいだけだったし、甘いものなんて、食べたうちに入らない。

コミュニケーションが一番、疑わしいけど、コピー機の説明とか、聞く気のないお客さんに、何回も説明して頭が痛くなったという記憶もない。ま、あれは独り言に近いけど。

単純に、カゼか。じゃ、寝よう。と思って寝たら、頭痛の「ず」の時もない。で、今、朝の6時。なんだったんだろ。……マスクかな。

マスクしてバイト始めて、数時間。頭がふわっとしてきた。なんとなく、頭が重くなって昼ごはん。昼ごはんを食べると、いつもの眠気はいつも通り。なにかが、いつもと違う。どうも、頭の奥がズキズキしてきたぞ。

そういえば、休み明けのバイトでこの確率が多い。しかも、昼ごはんを食べるとヒドくなる。昼ごはんだと思っていたけど、今日はその前だ。今までもそうだったけど、気づかなかっただけで、日記で観察力が増したか。

さらに、息苦しくなる。汁物を食べて汗をかいてマスクが湿ったからかもしれない。単純に、長時間の息で湿ってもいる。気になると、よけい息苦しい。海抜18メートルの事務所でマスクを外して、深呼吸。半端ないリフレッシュ感。酸素が足りてない。

午後のマスク越しの職場は、海抜3000メートル。対策は、前日に富士山に登って体を慣らさせるか、マスクを取り換えるか、マスクを外すしかない。あとは、こまめに事務所で休憩するか。マスクとの付き合いかたを考えてないといけない。お客さん、怖がるからな。

PS

カゼかもしれない、ってこともあるからマスクはね。一年中、バイトの誰かがカゼ引いてるから「事務所で深呼吸」も、なかなかのリスクがあって、なかなかの八方塞がりか。

12日「迷路の夢」

マスクのことで八方塞がりだからか、夢で迷子になる。

夢の話

迷子というより迷路か。日本屋敷らしきところにボクがいる。外に出ようとする。迷路らしい屋敷だと知っているようす。大丈夫だろ。

いろいろ考えて動き回っている。「分かった」と、出口を見つける。しかし、また同じところに戻ってくる。さっさと、あきらめる。

視線を上げると、巨大な怪獣が立っている。その怪獣の耳のところに、鶏のトサカか、イソギンチャクのようなものが付いている。その一部をクローズアップする。それが迷路から抜け出すカギのようだ。ボクはトサカを指さして迷路から出る。

視線を上げると、巨大な怪獣が立っている。その怪獣の耳のところに、鶏のトサカか、イソギンチャクのようなものが付いている。その一部をクローズアップする。それが迷路から抜け出すカギのようだ。ボクは迷路から出る

そのようすを、ボクを含めた中学生らしき子供たちがモニターで見ている。「それはないだろ」とみんなでツッコんでいる。それは、ない。というより、なんの授業?

たぶん、迷路はボクの今の問題だろう。いろいろ考えて、テキトーな答えを出して終わるところが、ボクらしいな。夢の話、おわり。

バイトに行こうと玄関に行く。下駄を手に取って目の前に置く。「おお」。違う。下駄じゃーない、下駄じゃ。まだ、夢の中なのか。なんとなく、ふわっとしている。

ボクが秀吉で、信長が今から仕事に出陣というときに、草鞋を差し出したらその場で終わりだろう。「お、サル。気が利くな」なんて乗りツッコミは、ない。

気づくタイミングが「下駄を手に取って玄関の床に置いたとき」って遅すぎるでしょ。年齢的なものか、仕事も遊びもそんなに変わらないのか。悪くはない。ただ、全体的にグズグズ感がある。

日常は大事よ。はかないよ。靴を手に持って目の前に置く。なんで出来ないかな。これまで、4~5回あるし。逆もある。下駄なのに靴。「なんとなく日常」はもったいない。日記を書くのは、その気づきのためでしょ。

13日「風が強い日が」

多い。多すぎる。「昔はこんな」って覚えてないけど、春一番なんて言ってたころが懐かしい。春が分からんし、一番なんて数えるのがバカバカしいぐらい、突風が吹きまくっている。

今日もそう。温度差が激しいから風が吹く。人間はカゼを引く。いいことない。雨だけなら、この時期、爽やかで気持ちいいんだけど。なんか湿っけてるし。梅雨だね。梅雨の嵐。

と、書きながら今日の大事は、日記がこのごろ楽しくないこと。PVが相変わらず「1。実質0」ということで、ふて腐れたか。どうも、違うみたいだ。ネタになるもんね。

日記は書かずに寝た。天気も悪かった。なんだろう。ただ、今日(14日)は悪くない。これから数日書いてみないと分からないけど「面白いことを面白く書くことにあきたから」ではないのは確か、だと思う。

「書いて読んでもらう=喜んでもらう」という当たり前のことを忘れてからだろう。やっぱり「PV1。実質0」に不貞腐れてたか。稼ぐのが不可能そうだからか。じゃ、今日は違うのか。どちらかというと、PVはあきらめて、稼ぐのはあきらめてない。そこか?

書くことの大事は、書くことで客観視が出来るようになる。それが出来ると終わりじゃん。「客観視」。お客さん目線って言っても、お客さんじゃないからウソだよね。といって、お客さんの目線にもなれない。

書くとこの難しさ。でも、やっぱりゴールは読んでくれる人に喜んでもらうことだよね。その意識の違いが、今日のキーボードの跳ね具合に出ています。ありがたや。

MEMO

嵐の日の朝。いつもより人が多い。みんな早めに、自転車ではなく、歩いて出かけるからだろう。

14日「チューブゼリーにスプーン

を付けて下さい」と中学生ぐらいの女の子に言われて差し上げた。

チューブゼリーにスプーンって必要か。あれは、数秒でグイっと握りつぶして飲み干すように出来ているのではないか?

その「グイっと飲んでいる姿」がイヤなのか。友達に見られたくないのか。といって、おにぎりは袋を破ったり、ごはん粒が手に付いてめんどくさい。パンは太るからダメ?

では、チューブゼリーをスプーンで食べるのはどうか? ゼリーを少しずつスプーンに乗っけて、飲む。大き目のスプーンを渡しておけばよかった。プリン用の小さいスプーン。

飲み終わるのは、二時間目が始まるころか。机の上がエライことになってそうだ。最後の一握りはスローモーション。みんなで感動を分かち合おう。

たぶん、スーパーでプリンを買ってスプーンを貰えなかったから、が正解だろう。

そっちの方が寂しい。何か買ったから「スプーンくれ」と言っても断られないだろう、という発想。何も買わずに、スーパーで買ったカップ麺にお湯を入れてく強者もいるけど。お湯ドロボー?

前者であって欲しいな。ある程度の客観性があるなら、少し俯瞰して自分の行動を見て欲しいな。スプーンだけで終わらないよ。欲にはキリがないから。相手がいることもお忘れなく。

MEMO

ダイエットに成功した人がクイーンになった(リバウンドまで、かな)

PS

チューブゼリーにスプーン。新しいスローフードのイベントか。

15日「天気予想」

をしてみる。予報が外れたので。

天気予報を見たのは、昨日の夕方。バイトから帰るとき。休みの日は晴れか。このごろ周期的に火・水曜の天気が悪かった。ようやく前倒しの買い物に行かなくて済む。

その通り、朝は晴れた。晴れまくって暑いぐらい。あと三日は晴れの予報だから、洗濯物はその間にすればいいか。と、余裕をかましていたら、なんとなく曇ってくる。太陽が隠れて過ごしやすいじゃん。

夕方、カレー屋さんに行く。曇ってるねえ。余裕のスルー。今思えば、窓全開は危なかった。

「ケパプ丼」という謎の食べ物を食べて、胃がしんどい。寝転がる。全開の窓から、どうも変な風が吹いてくる。

最近の天気は油断したらマズい。トイレに行ってる間にドシャーっと雨が降ることはざらにある。どうしようもない。今日も、それを見越して、窓を閉める。でも、三日は余裕の晴れでしょ。

寝転がってる。雨の警戒はなんとなく続いている。ここまで来ると、予報が外れて、予想が当たって欲しい。ウトウトして来る。すると、ポタポタ音がする。「来た」っとすかさず今日一番の動きで飛び起きて窓を閉めようとする。

なんのことない、隣の家で庭の水まきをする音。雨が屋根を打つ音とそっくりな音。ややこしいわ。このタイミングで偶然に、その音ね。「へえ」と思ってたら、しばらくして雨が降りだす。ま、朝の予報だと夕方から雨だったんだろうけど。水まき、いる?

バイト先に、上着を忘れた。朝は寒くて、帰るときは残暑だからね。問題は気づくタイミング。基本、上着は忘れない。次は帰る途中だろう。その次はないだろう。

ボクの場合は、朝、寒いな……あ、忘れた。でも「もしかして」と上着がかかっているクローゼットをちょこっと覗く。もちろん、ない。ここまで来たらエアー上着を着てもいい。ないけど、ないことに気づかないで、ない上着を着てみる。

仕方ないから、バイト先に上着を取りに行く。焼きそばを買いに行くついでに。

MEMO

夢の内容は「覚えてるだろう」では、覚えてない。一回、内容を思い返すと、一生忘れないか、分からないけど、とりあえず一か月は忘れない。「こびりついている」と言っていいい。

明日へ

天気予報はチェック、しなくてもいいか。特に用がなければね

PS

行く先々の店員の方々の機嫌が悪かったな。朝のバイト先の社員から始まって、野菜を買ったお店の人、最後はカレー屋さんの人。機嫌が悪いだけならいいけど、具合でも悪いのか、と心配になる。

開店3~4か月。カレー屋さんのサービスの変化に驚いた。最初は開店したばっかで、ケパプを食べに行って、なぜかコーラを店長(オーナー?)が直々に持ってきた。帰るときは、みんなで「ありがとうございまーす、サンキュー、ナマステー」。

今日は、ケパプだけは分かるけど、オーナーは知り合いとしゃべりながら、請求書を破っていた。(請求書だったらマズいか)。古株の人がキッチン担当なのにレジを打ってくれた。片手でお釣りを取って「ありがとござす」。大丈夫か。

16日「え? 売り切れ?」

失礼ながら、思わず叫んでしまった。

豆腐屋さんでのこと。開店して一時間。豆腐を入れるターパーを持って、今日の晩御飯に食べる味噌汁と冷奴の絹豆腐を買いに行く。

「こんにちは」。店の奥でおばあちゃんと言っては、申し訳ないぐらいの元気な女将さん、と言おう。女将さんが「はーい」と言って、笑顔で店の奥の戸を開けて出てくる。耳も抜群にいい。「絹で?」「はい」。いつものやりとり。当然、この流れだと思ってタッパーのフタを開けて待つ。

「ごめんね、絹、売り切れなの」。申し訳なさそうに長靴を履こうとする女将。わざわざ足を運んで説明をしようとするので、「いいです」と逃げるように立ち去るボク。

「え?」は失礼だったか。でも、開店一時間だよな。目玉商品だよな。なにかあったかな。なにか悪いことでもして「あのお客さんには、絹を売るのやーめた」とか。

夏の暑い日に、バイトの帰りに寄って売り切れなら、分かる。それでも「珍しいですね」と言いそうになる。嫌味じゃなくて、嬉しい誤算です。

予約があったか。それだったら余分に作るよな。分からない。なぞの絹の限定生産。次、売り切れてたらどうしよ。前に2回連続で売り切れたときは、申し訳ないと謝られてまくって困った。忘れて下さい、ありがたいじゃないですか。

ホント、助かってます手作り豆腐。これないと料理する気がしない。豆乳もあって、試飲で飲ませて貰ったけど、抜群にうまかった。引っ越しを躊躇する理由の一つ。

「昔ながらの味」とポスターが張ってあるけど、物心ついた時からスーパーだから、「昔ながらはスーパーです」と言う会話で、いつかウケを狙おうと思っている。

豆腐屋さんの帰り、公園で両手にスキーのスティックを持って歩きまわる人たちを見かける。公園が健康ランドと化してしまっている。

よく見ると、集団から距離を置いて、やる気のない人もいる。スティックを宙に浮かせて世間話をする人、隣でスティックを引きずって上の空で聞いている人。スティック、邪魔っすね。

MEMO

日記を翌日に書くと、面白さは整理されるけど、熱が冷めて書きがいが目減りしちゃう。その日一日、後手後手になっちゃうもん、なんて書けなくなる。

PS

天気「予報」で夕方4時ごろから強風。洗濯物に注意しましょう。はたして、その通り4時に風が強くなる。あ、そう。天気「予想」した方が面白い。予報通りは、確認で終わり。

17日「寝転がって日記のネタ」

を考えていた。「考えていた」というより、一日を振り返っていた。

夜風が吹いている。部屋は豆電球の明かりだけ。干したばっかりの布団、洗濯したての服。腹八分で胃もたれもない。あ、月が出ている。久しぶりの、穏やかな夜を満喫中。

何を書こうか。あれかな? これかな? いま一つか。なにがいいだろう。あ、これか。こうして気持ちよく寝転がっている。このことを書こう。楽しさはホント、すぐ近くにある。

銭湯での会話。「えっ?」「だからっ」。ケンカかと思った。どうやら違う。聞き返しただけみたい。すぐに「はっ?」「それで」と、会話の順序が入れ替わって聞き返しが始める。

「え?」「は?」の応酬がしばらく続く。どちらも聞き取りづらい声で話を始めるというトンチンカンなことを繰り返して、ケンカするわけでも肩を組むわけでもなく、解散する。ま、いいか。ああ、いい湯だな。

三日連続、昼ごはんで焼きそばを作る。まったく上達しなかった。麺のほぐし湯を入れるタイミングが分からん。粉ソースをかけるタイミングなんて、ほぼヤケクソ。後片付けの中華鍋の洗い方だけは、完ぺきだった。

MEMO

料理は手作りがいいね。頭使うし、作るというのが楽しい。カップ麺でも干しエビを足したり、冷凍のほうれん草を足したり、工夫ができる。外食は待って食べるだけ。カレー屋さんは、ナンとサフランライスのおかわり自由だが、そんなにおかわりされたら困るから、油がいっぱい。商店街を応援したいけど、ホント、たまにでいいか。

PS

ちなみに晩御飯もまったく同じ。われながら、あきないかね。ま、楽だけど

18日「寝転がって日記のネタ2」

を考えている。考えているというより「見つけている」。

今日も夜風も吹いている。ただ、暑い。そして、やはり、内容が大事だなあ、と思う。

日記の舞台裏は書かない。それをネタにして書くのは、ありだけど。ネタをどう料理するか? が大事。見たことをそのまま書くのは、小ネタならありか。これも、舞台裏だね。

外国人とレシートについて

その1、レシートなし。朝の7時、公園で親子4人が滑り台で遊んでいる。「ダディ、ダディ」の子供のはしゃぐ声が聞こえる。外国に来て、なんで滑り台? と思うけど、日本を満喫している。治安のいい、気持ちのいい時間で家族団欒、いいじゃん。プライスレス。

その2、くたびれたレシート。中年のご婦人がエナジードリンクを買いに来る。手にはコーラ。大きさから、ウチの商品ではなさそうだ。ご婦人はその視線を感じて、ドラッグストアのレシートを愛想笑いしながら見せる。

「アハハ、アハハ」。「OK、OK」とボク。「サンキュ〇×△◇」。お上りさんみたいなテンションで、挙動が不審ですよ。朝一でエナジードリンクって、観光が「あれもこれも」って、ノルマのある仕事と化してるんじゃ。

その3、ATMのレシート(たぶん)。公共料金を払いに来た30ぐらいの男性。外国で公共料金ってそれだけで、スゴイ。暮らしてるねぇ。

普通に数万円のお金を入れる。なんとなく自動レジのお札の入りが悪い。入れ方が雑だからか。「そろえて入れて」と手伝う。「どうも」とかしこまる男性。異国でことを荒立てたくない感じが伝わる。

よく見ると自動レジのお札の入り口に、白いもの。少し大きめのレシートが詰まっている。一万円と一万円の間にレシートが挟まっていたらしい。ATMでお金を下ろしてそのままレジに来たか。

三者三葉のレシート、異国との距離が見える出来事だった。さらに言うと、お金との付き合い方、つまり、人となりに繋がっていくのでした。真面目か

MEMO

休日の朝の公園は健康ランド。ってことは、不健康ランド?

明日へ

なに書いたっていいじゃん(え?)面白ければ、ね

PS

高山病はどうした?!

19日「寝転がって日記のネタ3」

MEMO

「マイバック」って「マインバック」じゃなくね?

寝転がって日記のネタを考えていたら、こんな書き出しになった。昨日のダメ出しに一矢を報いたかったからか。「こんだけ書けまっせ」という気持ちで日記を書くことが、つまらないからか。

たぶん、惰性がイヤなんだろうな。「面白いことを書くだけじゃ、つまらない」って、どうすればいいの? ということを書くのも、微妙になってきた。

こんな体たらくな感じが面白いと思ったので、とりあえず書いてみました。マイバックでいいと思います。起き上がって書く取っ掛かりに、アホなつぶやきが欲しかっただけです。ご了承下さい。

マイにしろマインにしろ、強調するほどのことでもないかも。ただのバックでよいかと。

明日へ

ダメそうになると、深堀りしないで奇をてらいたくなる男・ボク。踏ん張っていこう。

PS

マインバックじゃなくて「This back is mine」か? マイもマインもバックもいらなくね?

20日「大阪駅前のマルシェ」

夢の話

よく店に来る有名人の実家にお邪魔している。今考えると、東京生まれ・東京育ちだから、大阪の実家はオカシイが、とにかく大阪らしい。そういえば、昼間、その有名人と、正確には有名人の弟と、面倒くさいひと悶着があった。ま、それは置いといて。

ボクは有名人のお母さん特製のおしる粉食べている。もちが見えない。あまりおいしそうじゃないな。そもそも、なんでココにいるのか本人が分かっていない。縁もゆかりもない。

すると、有名人の弟が親戚たちをつれてガヤガヤとやって来る。こうなると、アウェイもいいとこなので、帰ろうとする。その時、おしる粉をこぼしてズボンを汚してしまう。

昭和の洗濯機でズボンを洗濯する。一瞬で洗い終わって、乾いたズボンを履いている。「失礼します」と部屋を出て、障子の戸を閉める。建付けがめちゃくちゃ悪い。戸をスライドさせる上部の溝が意味不明な作りになっている。図工の作りかけ? 

それでも無理やり戸を閉める。案の定、壊れて木材の一部が落下して来る。困っていると親戚の一人が「はいはい。大丈夫っ」と、その木材を拾って、思いっきりどこかに投げ捨てる。

なぜか投げ捨てた木材が、駅ビルのデカい扉の長細い取手にガチっと蝶つがいのように引っかかる。「ありがとうございます」と言って、木材を背負って階段から外に出る。

地下から外に出ると、マルシェが開かれている。大阪駅はこんな作りではない気がするが、関西弁と、関西人の熱気が伝わってくる。

昼ごはんを食べようと、いろいろ店を物色する。焼きそば屋ばっかりだ。一番人気の店を見つける。ゴーヤチャンプルーの専門店。ゴーヤかあ。

「すいませーん」とカウンターに座る。店員が全員、外国人。太った黒人の女性が「いらっしゃい」と笑顔で答える。「おすすめは?」とゴーヤチャンプルーの専門店は初めてなので聞いてみる。

黒人の女性は困った顔をする。「今日は15分単位で予約が入っている」とタイムスケジュールがぎっしり書かれたメモを見せられる。「空気読めや」と汗だくの他の店員。「すいませんでした」と、慌てて席を立つ。

グルっとマルシェを一回りする。駅から離れると、さびれた裏通りと怪しい見世物屋がある。「ま、焼きそばでいいか」とマルシェに戻る。やっぱり焼きそばだけは、食べる気がしない。普段、食べすぎてるから?

仕方なく駅に戻る。駅を通り越してマルシェと反対の出口に出る。恐ろしく治安が悪くなっている。「コロナの影響や」と逃げるように立ち去る人たちが言う。「兄ちゃん、金」と1メートルごとに浮浪者たちに絡まれる。背負った木材をお守りにして通り過ぎる。そこで目が覚める。

モヤモヤした終わり方だけど、なかなか味わいのある夢。ごちそうさまでした。なんも食べれんかったけど。

MEMO

モヤモヤした日記の夜は、長編の面白い夢を見る。

PS

昼間にその有名人の弟さんが来る。前日のひと悶着は「メンチカツがなんでないの?」。午後の微妙な時間に来てのたまっておられた。コロッケは売れるが、メンチは売れない。弟さんは必ず来て、必ず買うわけでもない。

たまたま、今日はメンチがあった。いつも店に入ったときに、欲しいものがあるか確認する。今日はしない。メンチは時と人を選ぶ。買わないだろうけど「今日はメンチありますよ」と少し厭味ったらしくアピールするる。弟さんは苦笑いして断られた。「いやー、メンチはいい、メンチは」。しばらくは、メンチがなくても文句は出ないだろう。

21日「やりたいコトがあるなら」

と言われて「これがやりたいコトあるということか」と感慨深くなった。

バイト先で、オーナー代理と話した。父親の実家の田舎に、小屋でも立てて住もう思っているという言う話をした。その時に、言われた言葉「やりたいコトがあるなら、やんなよ」。

そもそも東京に来たのは、その「やりたいコトのため」。でも「ホントにやりたいコトか?」と聞かれたたら「ま、とりあえず」。就職がイヤだった。普通がイヤだった。

「やりたいコト」。初めてその言葉に違和感を覚えなかった。「たぶんやるだろうな」というシミジミとした予感。すでにやり終えたような実感。

20年、かかった。うまくいくか分からない。誰に褒められるためでもない。ただ、自分の人生を生きるために、やるだろう。この日記も、そう。

その一方でまた「どっちでもいいじゃん」とも思う。こっちの考えの方が、どうも最近は違和感がない。やりたいコトが大事なのは確かなんだけど、やりたくないコトも、余程のことじゃないと、ないよ。

やりたいコトなくても、それで充分じゃないの? 起こることすべて自分というフィルターしだいなんだから、面白がればいい。そもそも「やりたいコトやってる」なんて、実感しながら何かをすることはない。

真面目にやるだけで、けっこう面白いよ。なんとなく楽しそうな予感があれば、やればいい。でも、いま立ってる場所も、そう悪くないなら、面白がればいい。

やりたいコトという予感と、やりたいコトができた実感は、未来と過去ということ。大事なのは今だからね。月並みだけど、それしかない。生きることに真面目になる、が道理みたいね。

MEMO

「悪いことは重なる」と言っていると重なる。若店長の予言。パートさんのドタキャン休みからそれが始まった。もう一人のパートさんも休みだ、そうに決まってる。が、パートさん来ましたよ。と思ったら「歯が痛ーい」と早退されました。でも、ちゃんと夕方の女の子たち、派遣の子も来ましたよ。たぶん、今もいるでしょう。なにかあって、呼び出されてたりして。

PS

胃痛の若店長を見ていたら、こんな日記になった。一番大事なのは「やりたくないコトなら、すぐ辞めよう」か。

22日「焼きそば巡る記」

焼きそばの材料を買いそろえるのに手間取った。

とりあえず、10時の開店にスーパーに行く。ココで焼きそばの買い物は終わる予定だった。家に帰って「あっ」となる。もやしを買い忘れた。もやしはボリューム出しに欠かせない。

待てよ。「肉、忘れてるじゃん」。肉のないの焼きそばは、考えられない。しかも、肉屋さんの肉とスーパーの肉を食べ比べるぜ、というイベントを密かに目論んでいたのに、だ。

買い物力がなさすぎる。そうではない。油断だ。たとえ忘れても、商店街に数秒でたどり着く。ま、キャンプに行くわけでもないし。

「しょうがない、行くか」と、千円札と11円しか入ってない小銭入れを持って、コンビニにもやしを買いに行く。スーパーのもやしより、コンビニのもやしの方が、ひげが少なくて出来がいい、と野菜の目利き力があるパートのさん話。

あったあった。と、もやしを持ってレジへ行く。昼ごはん前の時間、混んだことないのに、なぜか並んでいる。宅配の業者の人が絡んだり、普段の数倍は待たされる。いつもなら、少しでも混んだらオーナー夫婦がすい星のごとく現れるのに、今日は気配もない。

「もやしを買い忘れたばっかりに……」。うろたえる自分をなだめなら、肉屋さんに向かう。今日は先週と違う肉屋さんに行こう。「え?」休みだし。なんとなく、あるある。余裕で受け流せた、と思う。「よし、ちょっと遠いけどもう一軒」と、また違う肉屋さんに向かう。

5月の昼前なのに、汗ばむ陽気。「焼きそばの具材を買い忘れたために」という思いを押し殺して肉屋さんに向かう。老舗の肉屋さん。初老のおかみさんが、猫背でコロッケを揚げている。暑くて大変だな。

「豚バラ200下さい」と、特に考えもなく頼む。「今、手が離せないからできません」と、おかみさんが顔だけ向けて苦笑いして答える。「あ、すいません」。見たらわかるでしょ、ですよね。あれ、なんで声かけたんだろ? どう見ても、手が離せないですよね。

ココもダメか、と思うより「ホッと」する。お金を用意しようとポケットに手を突っ込んだ時、小銭入れしかなかったのだ。「あ、お札を忘れた」。

出かけるとき、お金をクレジットにするか現金にするか、しょうもないダンドリばかり考えて、ポケットになにを入れたか記憶にない。

家にお札を取りに行く。その途中「なんでだろう」とうわの空。ポケットのお金のこととか、コロッケ揚げてるおかみさんになんで注文したのかとか、なんで肉を買い忘れたのとか。そもそも、なんで2週連続で焼きそば?

家に帰って、引き出しの中を見るとお札がない。「え? なんで?」。……あ、そうか。もやしを買ったとき、小銭入れに11円。千円札を崩して買ったんだ。もやし買ったことより、予想外の待ち時間で、やっぱりイライラしていたんだな。

さらに、コロッケ揚げてるのに、おかみさんに声かけた申し訳なさで、完全にそのことを忘れちゃったんだ。ポケットにお金を入れたときの記憶なんて「屁のごとく」だ。

小銭入れを持っていつもの肉屋さんに行く。なかったらあきらめるか。よかった。いつも通りあった。注文は息子さんが受けて、お父さんが肉をさばく。その奥でもう一人がコロッケなどの揚げ物。

たぶん、コロッケを揚げてたおかみさんの店も、この店みたいに、他に誰かいて、肉をさばいてくれると思ったんだな。謎が解けた。

それより、一人で全部やってるのか。揚げ物を取るか、肉のグラム売りを取るか。難しいところ。老舗の店の高齢化と人手不足。なかなか厳しい。

こんだけ苦労したのに、焼きそばは麺のほぐし水を入れすぎたか、中華鍋の温度が低すぎたのか、ソースの水たまりが出来て、微妙の一言。でも、味はどう転んでもソース味。間違いはないけど。

MEMO

缶コーヒーの残り。

握って持つと

「あとちょっとしかない」。

親指と人差し指でつまんで持つと

「まだけっこうあるじゃん」。

PS

カレー屋さんに、ケパプを食べに行く。紅一点、新人のおばちゃんがいたからか、先週より雰囲気が良くなっている。考えてみると、ランチで疲れ果てて、さらにディナーもこれから始まるという、テンションが一番上がらない時間に来たボクも問題か。帰り際に「ナマステ」。か弱い、心ここにあらずの声だけど、復活してうれしい。

23日「いつもの商店街」

朝起きて、散歩する気になれない。

都会はそういうところだ。代り映えのない無味乾燥な景色。自然がそこにあるわけではない。とはいえ、日記のネタにと散歩を試みるが、どうもやる気が出ない。

それでも、ものは試しにと、日記2日目の写真の素材を撮るついでに、散歩に出かけることにする。家を出て、数メートルでめんどくさくなる。さっさと素材を撮って帰ろう。

商店街の手前で、素材を見つける。ラッキー。もう少し遠くにあると思った。昨日読んだ写真のテクニック本の通りやっても、うまくいかない。うまさを求めていない。別に褒められるためにやってるワケではない。面白さが伝わるかどうか。

ついでに、もう少し散歩しようとすると、愛犬家の方々が道を占領しておられた。水を差すのもなんだし、さっさと帰路につく。

和菓子屋さんに行く。いつも、店員さんも含めて誰もいない。入口ドアを開けると、慌てて寝ぐせを付けた若い、といっても30は過ぎている職人さんが出てくる。「あ、どうも」。

わらび餅と栗まんじゅうを注文。職人さんが奥の作業場に消えていく。カウンター脇に職人さんが出てきたドアがある。いつもは気にならないが全開になっているので、チラッと覗き見てしまう。

半畳ほどのスペースに、どデカいバランスボールが置いてある。つまり、部屋いっぱいにバランスボール。紺色の布カバーでかわいくコーティングしてある。

職人さんはこれで暇をつぶしていたのか。さっきも書いたが、基本、無人な店。年に一回、子供の日に、かしわ餅を買う集団が店からはみ出てるのを見たことがある。

注文してその場で作る感じではないので、仕事は朝一で終わってるのだろう。あとはひたすら、客を待つ。待って待って、辛抱たまらなくなって、気がついたらバランスボールで遊んでいたのか。

今まで、寝ぐせの感じから、ゲームでもして寝転がってた思っていた。一日中寝転がってたら、心身ともに良くないですからね。遊んでいたなんて、とんでもない。暇も程度問題、退屈地獄ってやつですな。失礼しました。

とはいえ、なかなか想像すると愉快な光景が、カウンター脇の部屋で繰り広げられてたわけですね。お邪魔しました。

ヘリコプターが飛んでいる。そんなに珍しいことでもないのでスルーする。それでも長いな。焼きそばで胃が重い。

本を返すついで、いや、メンチカツを買うついでに本を返しに行く。いつもの商店街が人でごった返している。警察の車が商店街にズラッと並んで止まっている。ココか。

少し先は通行規制の黄色いテープ。昨日の焼きそば巡りの道が封鎖されている。一歩間違えてたら、巻き込まれていたかもしれない。

気になるけど、とりあえず本を返そうと思っても、やはり野次馬根性が働いたか、いつもの商店街を横切るコースではなく、気がついたら黄色いテープの前に来ていた。

カメラ小僧たちがテンション高く、デカいカメラをぶら下げて行き来している。この人たちは、プロか? 趣味か? この、普段みせないであろう快活さは使命感か?

その筋の人たちから「なにか知りませんか」と聞かれる。電車の遅延でさえ、数分でツイートされて分かるのに、ヘリが行き来するようなことで、一時間近く経っても情報がつかめないって、大丈夫か。寝ぐせをつけて、メンチ買うついでに、本を返しに来た男にインタビューしてる場合か。

ま、いいか。迂回して図書館に向かう。いろんなところに普段見かけない車が停まっている。運転手の人たちが、一様に事の成り行きに無関心で、眠そうなのは可笑しかった。あてもなく、待つって、大変ですよね。バランスボールはいかが?

メンチカツを買いにいつもの肉屋さんに行く。ここまで交通規制の黄色いテープ。正面の入口が商店街の通りに向いていて、入れない。幸い、脇道にもう一つ入口。もちろん、肉屋さんは無事、いつも通り営業中。酒を飲んでる女性もいる。メンチは売り切れだったけど。

いつもの晩ごはんを作る。なにかあったかたぶん、調べれば分かる。それより、こうしていつもの晩ごはんが食べられることの方が大事。いつもの商店街が、一秒でも早く、いつもの商店街に戻って欲しい。

PS

商店街の脇道の坂をのぼった和菓子屋さんの店まで、交通規制の黄色いテープ。その前に警察官の人が立っていた。店の中では、なにも知らない職人さんとバランスボール。そのことを想像して、少し、日常が戻ったような気がしました。

24日「コロコロを買いに行く」

書店じゃなくて、100均へGO。

持っているのはミニのコロコロ。前回は間違えて、デカいサイズを買ってしまう。間違えたことをあきらめきれずに、もしかして真ん中で折れるのではないかと、頑張るが、チューブアイスのように折れることは無かった。

ケガの功名か。デカいサイズの方が、ミニより2倍の面積をコロコロできることに気づく。あたりまえだけど、労力は2分の1。重心がおかしなことになって、先の方は今一つ手ごたえがないけど、全然、きれいになる。今回はちゃんと選んでデカいサイズを買おう。

30メートル先の100均に向かう。「あっ」となる。暑いからアンダーシャツ一枚のいでたち。そのシャツの背中に、グミ3個分ぐらいの穴が開いていたことを思い出す。いかんいかん。

きびすをかえして家に向かう。玄関に足をかけて固まる。なぜ、帰ってきた? なんでだろう? とりあえず、母親の顔が浮かんできた。ただでさえ、フラフラしてみっともない息子が、あろうことか穴の開いた下着のシャツを着て、人様の前に出ている。嘆かわしいっ。

つぎはなんだろう。亡くなった親父に申し訳ない気がしたような、しなかったような。ボクが単純に恥ずかしいと思ったのもある。恥ずかしいか? でもなんか、負けたような。

バレなきゃよくね?

敵に背中を見せなきゃよかろう。敵って誰だろ。とりあえず、出陣。慎重に、坂を下る。よし、誰もいない。さあ、商店街に出るぞ。うわ、行き来してる。

幸い、昼下がりの一番、暑くてヒマな時間帯。左右を確認して、アルコール消毒。早足で店に突入する。一直線に掃除用具のコーナーに向かう。女子が多い。愛想笑いをして、不自然に女子たちの方を向きながら、狭い通路を進む。よし、背後からヒソヒソ話らしきものは聞こえない。

ゆっくり選んでる余裕がない。体を斜に構えながらテキトーに決めようとする。デカけりゃなんでもいいじゃん。え? 強粘着と弱粘着と普通粘着なんてあるの? どこがどう違うの? え? 黒い粘着? 汚れが見えて楽しそうだ。これに決めた。

無人レジに行く。並んでたら、アウト。後ろからマジマジ、それこそ穴が開くほど、穴を見られるだろう。ボクは穴があったら入りたい。ああ、それだけは、それだけは、勘弁して下さい。

おお、ありがとう、誰もいない。早く早く。ピッと支払いを済ます。その間、誰もレジにやってこない。終わった。レシート入れに賽銭を入れるようにレシートを捨てる。もう、完璧っすね。

家に向かって坂を上ろうとする。若い男が二人、現れる。お姉ちゃんに見られるのは恥ずかしいけど、若い男たちに見られるのは、口惜しい。

まだ望みがある。なぜならアンダーシャツの色が、肌色をしているのだ。汚れが目立たないからと選んだ色だ。よほど視力がよくない限り、5メートルも離れたら、シャツか地肌かの違いなんて分からないだろう。おりゃっと、一気に坂をのぼる。クスクス笑いは聞こえてこない。

おかげ様で、なんとか無傷で生還できました。

MEMO

普通に熱帯夜。部屋の中より、階段の下の方が3度は温度が低い。座って寝るか。

PS

若いお姉ちゃんの店員さんと目が合う。出入り口の壁に背を向けてずっと立っていたらしい。無人レジのフォローだろう。てことは、店に入ってくるところも見られたに違いない。もちろん、背中を向けて店に入っていくところも。「いらっしゃいませ、あ」。

25日「カップラーメンのお値段」

人気のユーチューバーのラーメンが発売された。

10時から売り出し開始。気の早いオバさん4人組が一時間前に現れる。「邪魔にならないところにいるので、大丈夫ですか」。ほぼ全員、体が大きめなので、邪魔になる。「出てってくれ」とも言えない。数分で自分たちが、かなりの床面積を占有している事に気づく。

気がついたら、店の外に出ているオバさんたち。そこで井戸端会議を始める。ただの暇つぶしとも言う。この人たちはどういう関係なんだろ。ユーチューバーのファンなんだろうけど、一緒にカップラーメンを買う関係って、現地集合・現地解散だけのインスタントな関係? 

発売5分前。オバさんたちが「邪魔になるからどうしましょう?」と困った顔で店に来る。見ると、かなりの列が出来ている。10人くらいか。誰に言われたワケでもない。カップラーメンが作る秩序か。老若男女の緊張した顔。カップラーメンで、そこまで。

時間になる。カップラーメンを売り場に置いたら、昭和のバーゲンセールになるので、レジの内側に置いて、一人一人、レジで渡す作戦に変更。みんな、制限いっぱい買っていく。

不思議なのは、オバさんたちのテンションが一様に低いこと。待ちくたびれたのか、感極まっているのか。時間ギリギリで来た、野次馬に近いお客さんの方が「ラッキー」みたいな顔をしている。

あるいは使いパシリのお父さんは、300円×4=1200円と言われた通り、お金を出して、何の感動もなく出ていく。高いでしょ?

買わされてる、乗せられてると分かってるけど「買っちまった」みたいな複雑な顔の人もいる。「私はそんなミーハーじゃないのよ」。分かってますとも。

トラック運転手の常連さんがウーロン茶を買うのに、普段の7倍くらい待たされている。お待たせしました、よりも、スイマセーン。やっと、普通の人に会えた。カップラーメンの列も終わりが見えてきたぞ。日常が戻ってきた。

そうか、オバちゃんたちは非日常。イベントを買いに来たのか。そのお値段・一個300円。このサイズのカップラーメンの相場は200円前後だから、100円で味わえるインスタントな、ま、いいか。

ちなみに30分もしないで完売。他の店もだいたい同じだろう。全部で100個ぐらいか。2万店舗あるから、20000×100=200万個×一個300円=6億円。

30分で6億の稼ぎ。笑いが止まらんとはこういうことか。販売する方も買う方も、誰も笑ってなかったけど。ただただ、疲れました。来週も発売するみたいだけど、店長、頑張って。

オバさんたち、来るかな。食べた感想は、褒め合うか、微妙と言い合うかのどっちかだろう。

MEMO

両替。自動レジでお金を払うとき、持っている小銭をブチまけるように入れる輩あり。それが500円、1000円になると500円玉、1000円札で返ってくる。でも、ほぼ、ない。だいたい、入れたお金と大差なく返ってくる。

今日も、300円(カップラーメンではない。酒だったかな)買って、小銭をジャラジャラと放り込む者あり。計689円。300円引いて、そのまま、余計な389円が戻ってくる。これが290円だったら、一枚10円多く返ってくる。あ、それはないか。たぶん、100円玉6枚ってことはない。十円玉ジャラジャラ、一円ジャラジャラか。

この頃、こういう輩が急に増えた。たぶん、そういうネットワークがあるのだろう。ちなみに、店はOK。銀行の両替手数料は半端ないからね。小銭、ありがたい。でも結局は、この人たちがまた100円を10円に10円を1円に崩していくだけなんだけどね。おわり

PS

カップラーメン騒動、まだ続く。「〇〇ラーメンありますか」「完売しました」のやり取り、幾星霜(いくせいそう)。看板立てて「完売しました」を仕方なく作る。聞く人も探す人も答える人も、地に足が付いていない。一人「ああ、日記のネタだな」と、その通りに。おいしいイベント、でした?

26日「これ温めといて」

おじいちゃんが味噌バターラーメンをレジに持って来る。

普通にお会計かと思ったら、味噌バターラーメンだけ先に買って、レンジで温めといて欲しいとのこと。その間に、他の買い物をするみたいだ。買い物が終わるころ、「チーン」と味噌バターラーメンの温めも終わって、待たずに家に帰れるという計算。なるほど。

見れば、このおじいちゃん、オシャレな帽子に黒淵のメガネ、立派なエラが張ったあご。少し背が低いけれど、物差しを入れたような背筋の角度。いたずらっぽい目と軽やかな足取り。

それはそうと、カップ系の麺は電子レンジ2分ぐらいかかる。太麺のラーメンだと2分30秒。これが、長い。手持ち無沙汰はお客さんだけじゃない。ボクらも目の前で待たれると、しんどい。

他のお客さんがいれば「次のお客さん、どうぞ」となるが、ヒマな時間で、二人っきりになると、目のやり場に困る。

混んでたら混んでたで、レンジを3つぐらい同時に使うと、誰が誰のか分からなくなる。30秒前に買った中華丼と、1分前に買った中華丼の渡す順番を間違えるとトラブルになる。

温めたこと忘れて、そのまま帰っていく人もいる。メインディッシュですけど。コッチも忙しくて忘れて、5分後ぐらいにレンジの扉を開けると、置き去りのメインディッシュと目が合う。30分後ぐらいに「すいませーん」と取りに来る。どのタイミングで気づいたのか。

話はおじいちゃん。うまい買い方するなと思ってたら。奥さんが予想より、かなり早く買い物を済ましてくる。老人は「まだあるだろ」と買い物カゴを奥さんから受け取って、「魚を買おう、魚」と魚の総菜を買いに行く。

老人夫婦がレジにやって来る。奥さんに「レジ袋下さい」と頼まれる。おじいちゃんはエコバックを取り出して、魚の総菜を入れ始める。「あれ? レジ袋はいらない?」。夫婦の息は合っていないようだ。と、そのタイミングで味噌バターラーメンの温め終わる音が「チーン」となる。用意周到。味噌バターラーメン用のレジ袋代は貰っている。

アイスはどうする?と、おじいちゃんが固まっている。エコバックに入れるとアイスが溶けてエコバックが濡れる。味噌バターラーメンとアイスを一緒に入れるわけにはいかない。

あれ?アイスを買うのは織り込み済みでは?味噌バターラーメンとアイスが今回の買い物のツートップですよね。透明のビニール袋に入れて、これでどうですか?と尋ねてみる。

おじいちゃん、見ていない・聞いていない。計算が狂っちまった。「もう1枚、レジ袋をくれ」。やけっぱちに言う。透明のビニール袋に入れたアイスを、レジ袋に入れておじいちゃんに渡す。少し、元気がないおじいちゃん。いやいや、ほぼ完ぺきっすよ。

おじいちゃんの手元を見て「あっ」となる。なるほど。おじいちゃん、エコバックの間に味噌バターラーメンが入った袋を入れるている。正確には入れて持っている。エコバックの片方の取手→味噌バターラーメンの袋の取手→エコバックの片方の取手という塩梅。アイスなんて、とんでもない。

味噌バターラーメンの袋がエコバックの中で宙に浮いている格好になる。これだと、味噌バターラーメンが傾かない! おじいちゃん、満足気に帰っていく。お味噌れしました。

MEMO

昨日のカップラーメンより書いてて楽しい。カップラーメンは出来上がった料理、味噌バターラーメンは素材ということ。料理する楽しさがあるのね。なにより、工夫してる生きてる人は楽しそうだな。

PS

「エコバック」と書きまくってしまった。「マイバック」という呼び方に反旗をひるがえしたばっかなのに。エコバック、作りすぎで全然、エコじゃない。商売にしたらダメじゃん。どうしましょ。「たまたま家にあった袋」。略して……はい、おやじ。

27日「横断歩道で転んでいる人」

がいると聞いて、転んだぐらいで何を騒いでいるのか、と聞き流す。

店の前にある信号のないT字路。パートさんが何ごとかと見に行く。「寝転がってる」と首をかしげて帰ってくる。おばあちゃんらしい。転んで腰でも打ったかな。

すぐにパトカーが来る。救急車なら分かるけど、なんだろ。事故じゃないの?とパートさんが言う。どちらにしろ、警察が来たなら安心。休憩に入る。

防犯カメラにT字路の横断歩道が映っている。「事故なのに車が見当たらないね」と、パートさんがつぶやいていたのを思い出す。ひき逃げ? ひき逃げなら、逃げた車がカメラに映っているかもしれない。

ビデオカメラを操作して、騒ぎだした時間を調べる。「転んだだけでしょ」と決めつけているボク。ビデオも半分、暇つぶしのつもりで見た。事故だとしても、サイドミラーかなんかが体に当たって、バランス崩して倒れただけなのでは。

「あっ」と声が出る。ビデオにおばあちゃんが映る。T字路の横断歩道をまっすぐ渡る。ゴン車が対向車線から徐行しながら近づいてくる。おばあちゃんはそのまま横断歩道を渡る。ワゴン車はなぜか止まらずに、そのまま。

ワゴン車は逃げたか?5メートル先に交番がある。すぐに婦警さんが飛び出してくる。急ブレーキの音と、おばあちゃんが持っていたリヤカーが倒れる音が聞こえたのだろう。

さらにすぐ隣に、喫煙所がある。タバコを拾うオレンジのジャケットを着たおじいちゃんが、ワゴン車の前に仁王立ちしている。通行人も野次馬的にワゴン車を取り囲む。逃げるのは無理。

よく見ると、手前ではなくて、少し離れたところにワゴン車が止まっている。事件ではなく、事故で終わりそうだ。

救急車が来る前に、交番の前だから、警察官の人たちに、おばあちゃんがいろいろ聞かれている。ビデオだから分からないが、人工呼吸とかそういうレベルじゃなさそうだ。この状態で事情聴取でもしてるのか。と、思ったら救急車が来て、いったんほったらかしにされてる。

救急車が来る。20分ぐらい停車。鑑識の人たちが来る。ビデオカメラのことを伝えに行こうと思ったけど、目撃者は喫煙所にいた人たち、通行人、婦警さん、いらなそうだ。ドライブレコーダーもある。

「なんでワゴン車は止まらなかったか」。そこで社員さんやパートさんがガヤガヤ言い出す。「鳩がバスにひかれるとこ見ちゃった」という話もなぜか飛び出す。みんな、転んだだけと思っていたから、ちょっと、変な興奮状態になっている。

見晴らしのいい横断歩道。単純に前方不注意なんだろうけど、問題は、何に注意してたか。ワゴン車は右折して直線道路に入ろうとしている。たぶん、直線道路に少しでも早く入りたかったんだと思う。

それだと、直前の横断歩道で一時停止して、さらに交差点の前で一時停止することがおろそかになる。さらに、直線道路の少し遠くの方を確認するために、目の前の交差点が目に入らなくなる。一般道路から高速道路に入るときと同じ。そしてそのまま、徐行しながら交差点に。

おばあちゃんもワゴン車が来ていたのは見えただろう。ワゴン車がかなり近づいてから横断歩道を渡ろうとしている。たぶん、ワゴン車は止まってくれるだろう。まさか、止まらないなんて。いきなり飛び出してきたわけではないから、受け身は取れたと思うけど。この場で大丈夫でも、骨が折れて、そのまま寝たきりになるかもしれない。何ごともなければいいけど。

ココでどっちの立場で考えるか。申し訳ないが、車を運転する立場に近い人間だから、運転していた人の立場で考えてしまう。スマホ見てた、とかなら別だけど。

一瞬の油断?一時停止をしなかったから?その後、同じ交差点を一時間ほど見てたけど、ほとんど、一時停止してしない。ただの運では?

明日は我が身。たまたま、何ごともないだけ。一寸先はワゴン車の運転手にも、おばあちゃんにもなるってこと。野次馬になるのがこわいのは、自分がそのことを忘れてしまうから。あるいは、めちゃくちゃ怖くなるから。

最後は、なるようにしかならない。できれば、なにもないほうがいい。危うさの自覚はすべきだと思う。

MEMO

小学生の男の子が棚の下を這いつくばってなにか探している。「お金、落としたの?」。

「歯間ブラシ」。泣きそうな顔で歯間ブラシが入っていたであろう、袋を見せてくれる。小学生が歯間ブラシか。

「鉛筆みたいに転がらないと思うよ」と、一緒に探しながら少年を説得。すると、二人の背後に少年のお姉ちゃんが立っている。「あの、たいした物じゃないので」と、面倒くさそうに弟を引っ張って出ていく。

結局、歯間ブラシは見つからず。歯に物が挟がったよう顔で帰ってく少年の顔が、せつなかった。

PS

ワゴン車の運転手にしろ、おばあちゃんにしろ、歯間ブラシの少年にしろ、そのお姉ちゃんにしろ、振り返った感想。

「なんでそんな急いでいるの? 余裕がないの?」

28日「台風0号・上陸中」

まだ、台風1号は来ていないはずだ。

31日ぐらいに最接近して温帯低気圧になりそうだ。じゃ、この外の暴風雨はなんだ。下手な台風より、スゴい風と雨じゃないか。窓に笑けるほど雨が打ち付けている。

スゴい湿気なのに、窓、開けられません。まだ5月、エアコンのスイッチは付けたくない。扇風機を取り出そうか。設置作業で逆に汗かいちゃう。それに台風の嵐の中で、扇風機を回すってアホらしい。外で売るほど風が吹いてるのに、電気代がもったいないと思います。

そして、今、パタリと雨と風が止む。屋根と雨どいから、おびただしい雨粒の音。なんだこの風光明媚な静寂。しかし、暑い。スポーツドリンクをガブ飲みしちまった。夜尿は必至だろうな。

日記のネタに悩んでいた夜の恵みの嵐。また風と雨が激しくなってきた。あ、また止んだ。いや、もう結構ですから。

夏はまだ始まってもいない。梅雨だってまだ。台風シーズンは、どうなっちゃうの。

MEMO

「ホッチキスを4回だけ使わしてください」と頼まれる。公共料金でレシートと領収書を束ねるときに「ホッチキスで閉じて」と頼まれることはある。

30ぐらいのサラリーマンか。店でコピーした用紙を束ねたいらしい。まるまる店と無関係じゃないから、断れない。

「貸して下さい」だけじゃダメなの。回数つける理由は?「3回だけ貸します」と言ったらどうなる?

5回も6回も使う厚かましい奴ではないけど、そちらでコピーしたんだから、4回ぐらい使っても差し支えないよね、が正しい翻訳か。

「だけ」かどうかは、まるまる主観。「ボクは絶対、2回だと思います」。どっちでもいい。

それより、また甘やかしちまった。甘えグセなんて付けない方がいいよ。その場しのぎグセというか。お得グセというか。

ま、気づくまで続けると思うけど。気づけばね。クーポンとかね。ポイントとかね。

PS

明日は台風一過で暑くなる予定。「四季」なんていってた頃がなつかしい。

29日「一歩すすんで」

水曜日はゴミ収集の日。

9時ごろに収集に来る。引っ越してきたときは昼の2時だった。真っ昼間までゴミが放置されててて「大丈夫か。この町?」と思った。住人たちが全然、時間守らないか、行政に見放されたか。

たぶん「私んとこだけ、なんでこんな遅いの?」という苦情を回避するために、何年かに一回、リバース、収集するルートを右回りから左回りに変えてるんだと思う。で、朝9時。

ゴミの日は朝からカラスがうるさい。なにを話しているのか。今日はごちそうだぜ。そんなテンションじゃないか。だって毎日、どこかでご馳走、食べ放題。コンビニ感覚だろう。それなら話題は「どうやったら楽して食べられるか」だろうな。

あいにく、我が家のゴミ袋は、キレイになめるように食べ尽くされている。カラスもそれを知っているのか、手を出さない。

一度だけ、あった。肉屋さんの肉の包み紙が透けて見えたのだろう、そこに一点集中、くちばしでつき破られていた。怖いぐらいの目利き力だ。「おっしゃ。肉屋の包み紙、見っけ」。

あと、新入りのカラスのときも注意が必要。かたっぱしから突く。バイトがある土曜も収集日。今は水曜の一回だけだけど、前は土曜にも出してたから、カラスに突かれて、ゴミを散乱させていたかもしれない。

そういうワケではないが、9時のゴミの収集までは、朝のおやつは待機している。ゴミを収集してもらうありがたさか、申し訳なさか、よく分からないが、待っている。

つもりが、気がついたらコーヒーを温めて、お菓子をつまんでいる。毎週毎週、待とう待とう、待機しているが、いつもあと10分ぐらいで、ガスコンロのつまみを回している。

なんでだろ?待てるんだけど、待てるんだけど、一瞬の気のゆるみというしか、魔が差したというしか。その時、その時がその人のハイライトだと思います。つまり、これが実力ってことね。

それが、今日は待った。魔の10分前。日記のことを考えて、迂闊にもおやつのことを忘れていた。おお、9時だ。耳を澄ます。あれ?ゴミ収集車のエンジン音がしない。分かった。今日は遅れてるんだ。しょうがない、おやつにするか。

待て待て。ここまで来たら、待とう。やだ。あと30秒。あっ、エンジン音だ。え? ただのトラック。まぎらわしい。またエンジン音。やった。坂をのぼってくる。よしよし。家の前を収集車が通り過ぎる音。

ゴミ収集車のエンジン音が遠ざかっていく。ゆっくり頭を下げる。缶コーヒーを開けて、を小さな鍋にコーヒーを入れてフタをする。コンロの元栓を開けて、つまみを回す。

あたたまって、小さなコーヒー用のコップにコーヒーを注ぐ。ふぅ、うまい。余韻のある贅沢な時間。実質、30秒も待っていない、棚牡丹な感慨。それでも、成長したなあ。

昼ごはんを焼きそばにするつもりだった。今週はスーパーの肉を使って、肉屋さんと食べ比べ。来週は、ウイスターソースを買って食べ比べの予定。のつもりが、食べる気がしない。そりゃあきるだろ。予定なんて当てにならない。

と言われて、じゃあ、なに食べるの?めんどうくさいぞ。予定を変更して、少し不貞腐れているし。予定なんてヘタに立てるもんじゃない。9時までおやつを待つとか、ね。

焼きそばだけは譲れない、とカップ焼きそば2倍盛を買って食べる。お腹いっぱいで、ほとんど不貞寝。一歩すすんで、二時まで不貞寝。その前に、起きておやつ。三歩はさがった。

MEMO

先週からずっと、近所の中学校から体育会の練習の音が聞こえる。なにをそんな念入りに練習するのか不思議だが、先生のダメ出しの基準が謎。運動会に正解なんてあるの?

コンビニに行く途中、綱引きの練習か「はい、縄を置いてください。本番ではここで結果発表します」と聞こえる。綱引きの練習っている?ぶっつけ本番が面白いのでは?生徒はあきるよね。誰も楽しくない体育会。いったい誰のため?

PS

カップ焼きそばを食べるとき、胸がつまる。食べ始めに、噛まずにひたすら口に入れて、一気に飲み込んだからか。良い子はマネしないように。一瞬、どうなちゃうの?と体の心配より、カップに残った大量の焼きそばを見て、途方に暮れる。

30日「衣替えいろいろ」

明後日は6月。待ってられないぐらい、すでに暑い。

せっかく衣替えというイベントがあるのでそれに合わせるのも、悪くない。明日が一年の前半の大晦日。でも、雨。つぶれた台風が近づいて来るらしい。ということで、今日。

まずは上着。それとバイトに着ていく長袖のシャツ。洗濯機に放り込む。いつもの洗濯物にメインディッシュが加わった感じだ。

上着のフリースは化繊だから、すでに少し乾いている。干し甲斐がない。逆に、綿100%の長袖は湿気まくって、いろんな洗濯物に絡まっている。洗濯機から取り出すのに一苦労だ。

はっきりしない天気。生乾きだけは避けたい。気長に待つことにしよう。冬物をしまうときは、夏物をしまうときより、思い入れが強い。なぜだろう? 単純に、分厚いから手ごたえがあるせいもある。衣装ケースにしまうときにギューギュー入れるから、その手間もある。

夏は暑いだけで、衣類はジャマもの扱い。冬は反対に、ないと凍えてしまう。その差だろうな。お世話になりました。うーん、それだけじゃない気もする。

冬が来て、また衣装ケースを開けて、この上着を着ることはあるのか。その時は夏が終わって、一種の黄昏とき。冬が来たということは、また一つ年を取ったということ。このごろは夏が長いから、秋物、冬物の出番が遅い。しかも、急に寒くなるから余計、そう感じる。

今日は、洋服だけでなく、掛け布団の中で肩身が狭く折りたたんである毛布を干したい。正直、触れるのもいやなぐらい、暑くるしい。おいおい、あんなにお世話になったのに。

少し、フライング気味に上着を部屋の中にしまう。あとは部屋干しで大丈夫だろう。1時を過ぎている。表裏45分、計90分干せば大丈夫だろう。毎年、だいたいこんな感じ。秋の毛布の使いっぱじめに、そこらじゅう痒くなるのはもしかして。

2時25分、予定より5分早く毛布をしまう。日差しが弱くなってきたからね。おやつのケーキを待ちきれなかっただけ?

これで夏の準備はOK。夏の準備というより、冬の生活とお別れの儀、終了。春物がホント、いらなくなった。

MEMO

近所に新しいお店ができていた。チラッと覗くとスイーツがショーケースに見える。前日の話。ケーキは冷蔵庫にある。来週でもいいか。いや、応援しよう。

店に入る。プリン屋さんか。ちょっとしたサンドもある。「プリンとカフェラテください」。あれ?サンドをなんとなく見てると「水牛のなんちゃら」と書いてある。

おお。読み終わったばっかりの本に、水牛の肉を食べた話があった。水牛ってどんな味?さっそく注文。えらい金額になったな。これは昼ごはんにしよう。

水牛、水牛。待てません。家に帰ってすぐに食べる。ん?水牛、どこ?獣臭いとかいろいろ書いてあったけど。水牛、どこ?お姉さん、間違えたか。ラベルの商品名には「水牛」とある。……この、シーチキンみたいのがそうか。

ドレッシングとバジルで、ぜんぜん、水牛が消えている。食べたことないから、そもそも水牛の味が分からんけど。かといって、獣臭いのも困るし。首をひねりながら食べ終える。オシャレな味、都会のオシャレな人向けの水牛サンドでした。

ま、どちらにしろ都会の真ん中で水牛を食べても、野生の情緒がないけど。ああいうのは、現場で食べないと。「水牛を食べた」。これでいいか。すかさず、おしゃれプリンも食べた。さて、昼ごはんは何にしよう。食べすぎだわね。おほほほ。

PS

地元でワニが食べられるところがあるらしい。背中のごつごつを食べるらしい。そこより、皮がうまいらしい。

31日「日記は続くよ」

どこまでも。いえ、明日終わるかもしれません。

5月PV「0」です。4月もたぶん、サーバー会社かサイト運営会社からだと思います。つもり、日記2か月でPV「0」。むしろ、そうであった方がいい。

なん億分の1の確率(もっと?)でこのブログにたどり着いたお客さんが、もしかしていたかもしれない。そのお客さんに逃げられた方が、しんどいっす。まさに一期一会。

では、PVを気にしないで書くか。それもつまらない。ウケ狙いの楽しさがある。そもそも書くのは誰か、自分の客観性も含めて他人が読むからで、なんとなく書くのは、書けないこともないけど、書いててわけわからん。それは避けたい。それなりに面白いときもあるから注意ね。

そこら辺を考える余裕ができた。PVのためになにかすることはないけど、お客さんはもっと意識して書かないと。面白くなるから、というより、作るテンションが違う。その時に「面白いか」と問うことで、客観性も培われると思う。客観性はこれからの世界で必須ね。

それだけだと、中学生のとき、ウケを狙いで提出した日誌と変わらない。ウケ狙いだけか。毎日の気づきのため。それがめちゃ大事。ホント、「面白くする」って違うなって気づく。

もともと、面白い。それに、気づく。

その回数と、気づいたことのディテールの追求。「え?どういうこと? え?なんでだろう?」。そのことを、お客さんに伝える。サービス精神で、面白おかしく書いてもいいけど、面白さの本質はあくまで、自然、そこにある。

気づきとディテール。だいぶ整理がついたぞ。明日から日記3か月目。このまま日記が終わったら面白い、か。

夢の話

1000円札をネコババする夢を見た。起きて「なんでだろ?」と考える。「店の中だったらお店の人に届けた」とか、「1000円じゃ、交番に届けても煙たがられる」とか言い訳してみる。

いや、雨が降って濡れてたから、乾かしてから交番に届けるつもりだった、と納得させようとする。雨は降ってないし、濡れてなかったし。1000円札、雑な角度で折れてたな。落とした人、お金に縁がなさそうだ。ポケットにズボッと適当にお金を入れる。ボクと同じか。

前の日に水牛サンドイッチとかで、お金を使いすぎて、マズいと思ったからだろうな。足りなくなるというより、疚しさだろう。「このままグレてやる」という開き直りか。

MEMO

トイレットペーパー。ごくごくたまに、千切るときの点線がない。光にかざしても浮かび上がってこない。仕方なく握って引きちぎる。点線のありがたさを、再発見。

PS

翌朝、この日記を書いている。「31日も余裕で当日に日記書けるじゃん」なんて思ってたらこの体たらく。下駄は履くまでわからん。また一つ、お勉強ね。

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